Lyrics 水を映す者 - 霜月はるか
澄み渡る蒼天(そら)に響く
古き鐘の音が
導きの刻を
高らかに告ぐ
ざわめき集う人波
俄が静まり
見つめたその先
白き巫女(おとめ)は舞い踊る
籠められた祈りに
水(いのち)奏でるは
輝ける明日示す鍵
光の標
捧げよう
この地に生きる民
護りし存在(もの)へ
その声(その身体も)現に揺れる心さえ
重なる意識から流れる
優しき旋律(うた)に
瞳閉じ委ねれば
鮮やかな聖地(ゆめ)が映る
陰り出す曇天(そら)が落とす
恵みの雫が
導かれし地の渇き
潤す
聖なる雨を掬う小さな両手は
今と永久(とこしえ)を繋ぐ母なる精霊(もの)の腕
紡がれた言葉は
水(いのち)の託宣
閉ざされた明日拓く鍵
光となりて...
讃えよ
この地を犯す闇
祓いし旋律を
その声導く(女神(かみ)の示す)先に
満ちる水面
遥かな古に
変わらぬ宿命
心閉じ委ねれば
穏やかな夢に堕ちる
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