Lyrics 02月.親愛なるヴァレンタインさんへ - Hahanoshikyu , DOTAMA
幸せのデコレーション
ほろ苦い味のdecision
無人の荒野のシミュレーション
気持ちをリボンでデコレイト
ゴミじゃないものを捨てるゴミ箱
鳥じゃないものを入れる鳥かご
彼女はストレートパーマをかけて
メガネはコンタクトレンズに変えて
スカートの丈を短く折って
初めての手作りチョコの苦味で
地味な人生の意味が神聖になると思ったら世界は終わった
世界が終わったその日に君は
手作りのチョコを作り終わった
甘くて苦くて質素な味の
きっと気に入るはずのあの人
「もし良ければ受け取ってください」って
ドキドキで待ってる
でも
もう誰も生きてはいないと
知らない笑顔のカロリーメイト
下駄箱の中の上履きの中の手紙の中の気持ちの中には
「中庭に来て欲しい」と一言だけ呼び出し文句を書いたんだけど
放課後になるまで一生分心臓が尋常じゃなく緊張してる
地球自体が放課後になって一人残らず人が消えている
地面が割れ大地が裂けビルが折れ人々が次々と死んでいって
アルフォートの船が沈んで
キットカットがバキバキ割れても
君は笑顔でカカオを混ぜる
君は笑顔でクリーム乗せる
人類絶滅恋愛暴走
地球最後の繊細少女
老若男女「(阿鼻叫喚)」
お爺さん「せっかくバレンタインデーを見越して作ったチョコなのに...
チョコなのにー!」
女性「まって、あのチョコは!?」
男性「死んだ。みんな死んだ。」
おじいさん「チョコなのに...」
少女「ところで、バレンタインデーって何ですか?」
*ヘビー級の恋は見事に角砂糖と一緒に解けた
×2
あれから何億年たったと思ってる?
そこから何光年離れたと思ってる?
世界が終わってしまったあとも毎日のようにチョコを作ってる
ストレートパーマは落ちてしまって
元のくせっ毛に戻ってしまって
チョコレートなんかも溶けてしまって
スカートの長さも戻ってしまって
この世の最後
でもこの感情は消せぬ保証を
そのチョコの糖度で決めよう
マカダミアンみたく砕く叫びはDamien
Ah
「君より素敵な女性はいない」と気づいた時にはこの世にない
「僕ら救う義理チョコ下さい」
笑顔で包む最後の女神様
お爺さん「バレンタインデーとは!年に1度、女の子が好きな男の子にチョコをプレゼントして〜!?」
少女「女の子から、男の子に...?」
お爺さん「はい!告白する日アルよ!ひょっひょっひょっひょ!」
男性「あの中で生きていられるのは不可能だ」
おじさん「他の人はみんな死んでしまったんだよ!」
*繰り返し
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