Lyrics 無縁坂 - Saori Yuki
母がまだ若い頃
僕の手をひいて
この坂を登るたび
いつもため息をついた
ため息つけば
それで済む
後ろだけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は
とてもやわらかだった
運がいいとか
悪いとか
人は時々
口にするけど
そういうことって
確かにあると
あなたをみてて
そう思う
忍ぶ
不忍
無縁坂
かみしめる様な
ささやかな
僕の母の人生
いつかしら僕よりも
母は小さくなった
知らぬまに白い手は
とても小さくなった
母はすべてを暦にきざんで
流してきたんだろう
悲しさや苦しさは
きっとあったはずなのに
運がいいとか
悪いとか
人は時々
口にするけど
めぐる暦は
季節の中で
漂い乍ら
過ぎてゆく
忍ぶ
不忍
無縁坂
かみしめる様な
ささやかな
僕の母の人生
1 ルームライト(室内灯) - 2017
2 季節の中で
3 歌うたいのバラッド
4 つかの間の雨 - 2017
5 「いちご白書」をもう一度
6 無縁坂
7 カンパリソーダとフライドポテト
8 あの日にかえりたい
9 帰省
10 人生が二度あれば
Attention! Feel free to leave feedback.