Lyrics Darkslate Corridor - Sennzai
月の端を溶かす
冷たい雫
指で掬って
濃紺の海が翳める
遠く忘れ去られた家
伽藍堂
満たす静寂
時が止まったままの部屋
慟哭が塗り潰す
白い壁
映し出すの
あなたの姿
還らない
戻らない
事実を今日も胸に突き立て
希望刻んだドアには
蔦が絡まり
過ぎた月日を語る
傾き始めた屋敷に
棲みついた残照はなお眩しく
優しい春の歌
響いてた
海を渡り
故郷まで
今はただ寂しい
海鳴りだけ胸を突き刺す
探していた足跡が
攫われ途絶えたあの日
悪い夢ならば
あぁ、醒めて、やめて
重なり合う
雨の鎮魂歌
もう慰めの言葉も失くして
夜明けに滲む
最後の日
朽ちてゆく真実は
もう誰も知ることはない
永遠に鎖され
蝕まれ
傷んでも
幸せは確かに在ったのに
追憶は碧に沈み
終焉を拓く
ねぇ、ねぇ、答えて
光がすべて焼き尽くす
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