Lyrics みぎてのうた - kotoringo
眞冬と云ふのに
なまあたゝかい風が吹いてゐて
時をり海の匂ひも
運んで来て
道では何かの破片が
きらきら笑ふ
貴方の背を撫づる太陽のてのひら
貴方を抱く
海苔の宵闇
すゞめのおしやべりを
聞きそびれ
たんぽゝの綿毛も
浴びそびれ
雲間のつくる日だまりに
入りそびれ
隣りに眠る人の夢の
中すら知りそびれ
毎日の道すらすべては
踏みそびれ
すごい速さで記憶となって
ゆくきらめく日々を
貴方は
どうする事も出来ないで
貴方などこの世界の切れつ端にすぎないのだから
貴方など懐かしい切れぎれの誰かや何かの
寄せ集めにすぎないのだから
だから
いつでも
用意さるゝ貴方の居場所
どこにでも宿る愛
どこにでも宿る愛
変はりゆくこの世界の
あちこちに宿る
切れぎれの愛
ほらご覧
いま其れも
貴方の一部になる
1 神の御子は今宵しも
2 悲しくてやりきれない
3 引き潮の海を歩く子供たち
4 すいかの思い出
5 周作さん
6 うちらどこかで
7 朝のお仕事
8 隣組
9 すずさんと晴美さん
10 広島の街
11 戦艦大和
12 試験栽培
13 ごはんの支度
14 径子
15 疑い
16 ありこさん
17 ヤミ市
18 りんさん
19 デート
20 知らんでええこと
21 大丈夫かのう
22 お見送り
23 あの道
24 良かった
25 左手で描く世界
26 白いサギを追って
27 広島から来たんかね
28 飛び去る正義
29 明日も明後日も
30 すずさんの右手
31 最後の務め
32 たんぽぽ
33 りんどうの秘密
34 みぎてのうた
35 たんぽぽ(さらにいくつものversion)
36 わたしの居場所
37 New day
38 すずさん
39 かんとくさん
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