Lyrics 風と影 - Ai Higuchi
                                                結婚したんだ 
                                                言われて見せられた奥さま
 
                                    
                                
                                                画面の向こう 
                                                笑ってる顔にはもう女の文字はなくて
 
                                    
                                
                                                家族ってこういうことかな 
                                                ビールの泡がのぼっていく
 
                                    
                                
                                                カウンター並んだ二人はどう見えるのかな
 
                                    
                                
                                                一度だけ 
                                                酒の勢いで
 
                                    
                                
                                                あやまる君は靴下 
                                                裏返しのまま出て行った
 
                                    
                                
                                                わたしの気持ちに気付いてることに
 
                                    
                                
                                                わたしは気付いてるから
 
                                    
                                
                                                君のずるいところも包んであげるつもりだったのに
 
                                    
                                
                                                薫る風 
                                                通る風になびく二人の影
 
                                    
                                
                                                わたしだけ薄くなる
 
                                    
                                
                                                さよなら 
                                                なんて言えないや
 
                                    
                                
                                                涙さえ 
                                                見せないでいるのはわたしのため
 
                                    
                                
                                                まだそばにいたいから
 
                                    
                                
                                                肩が触れない位にいさせて
 
                                    
                                
                                                終電間際に 
                                                そわそわしている旦那さま
 
                                    
                                
                                                かわいい奥さんが待っているんでしょ、
 
                                    
                                
                                                なんて余計な助け舟
 
                                    
                                
                                                おごりおごられることはナシ 
                                                絶対の二人の決め事
 
                                    
                                
                                                降り出した雨 
                                                君は一度も振り返らない
 
                                    
                                
                                                春が来て 
                                                ちゃんと夏が来て
 
                                    
                                
                                                秋と冬が来る 
                                                みたいに友達なんだろう
 
                                    
                                
                                                梅雨があることも知ってて
 
                                    
                                
                                                それでも四季と呼んでるように
 
                                    
                                
                                                当たり前なんだ 
                                                それが嬉しくてやっぱり悲しくて
 
                                    
                                
                                                夜の雨 
                                                通り雨に濡れる 
                                                わたしの影
 
                                    
                                
                                                少しだけ泣けてくる
 
                                    
                                
                                                さよなら 
                                                いつかするのかな
 
                                    
                                
                                                その日まで 
                                                言わないでいられるよ
 
                                    
                                
                                                隠すから 
                                                まだそばにいさせて
 
                                    
                                
                                                たまにでいい 
                                                君のずるいとこ見せて
 
                                    
                                
                                                わたしは 
                                                こんなに 
                                                やなやつ 
                                                だったんだ
 
                                    
                                
                                                わたしは 
                                                こんなに 
                                                君だけ 
                                                なんだな
 
                                    
                                
                                                その日まで 
                                                見せて夢 
                                                その日まで
 
                                    
                                
                                                薫る風 
                                                通る風になびく二人の影
 
                                    
                                
                                                わたしだけ薄くなる
 
                                    
                                
                                                さよなら 
                                                君はしてたんだ
 
                                    
                                
                                                涙さえ 
                                                拭えない君のその指先に 
                                                リングが灯る頃
 
                                    
                                
                                                きっとこの恋は 
                                                風に揺れてる
 
                                    
                                Attention! Feel free to leave feedback.