Lyrics さがり花 - Kazufumi Miyazawa
幾重(いくえ)にも着重ねて
色づく夏に
嵐に散る花の
今宵のしどけなさ
歌うは海猫か
波の霧笛(むてき)か
何処(いづこ)へ流れ着く
月夜のさがり花
どうせいつものように
夜明けを前に
ひとり枝を離れて
涙に濡れるだけ
笑うは月桃(げっとう)か
テッポウ百合(ゆり)か
水面に咲く花火
一夜(ひとよ)のさがり花
歌うは夏至南風(カーチベー)か
海人(あま)の小舟(おぶね)か
銀河を流れゆく
一夜のさがり花
何処へ流れ着く
一夜のさがり花
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