小椋佳 - と・も・た・ち Lyrics

Lyrics と・も・た・ち - 小椋佳



生きてきて 心に尋ね これが宝と 言えるもの
富でなく 名誉でもなく それは「ともたち」
長い旅路の 道連れだった 同じ時代の 戦の仲間
或いは時に 競い合い 挑み合い
打ち解けて 和み合う
微笑み 浮かべる 互いの 瞳に
自分の歴史を ふと垣間見る
在るだけで 只居るだけで 嬉しい価値と 言えるもの
紛れ無く 躊躇いも無く それが「ともたち」
糞真面目とは 言わないけれど
一所懸命 生きてきたこと
言葉無用で 映し合い 感じ合い
目を細め 響き合う
命の 深みに 居座る 孤独も
恋人のような ぬくもり抱く
嘆きやくどい愚痴も 頷いて 掻き散らしてくれた
面と向かって 言うことも 無いだろうけど
友でいてくれて ありがとう
数々の その振舞いは 助け救いと 言えるもの
報い無く 見返しも無く それは「ともたち」
褒められる程 立派じゃないが
それぞれの眼に 恥じないことに
心を尽くし 努め合い 励み合い
足らなさを 支え合う
互いの 眼差し 迎える 明日を
上り坂として 背中を突(つつ)く
密やかな悦びも 共に居て 膨らましてくれた
不器用だから 口に出す こともないけど
友でいてくれて ありがとう



Writer(s): 小椋 佳


小椋佳 - Compilation




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