Ozawa Kenji - Arpeggio (Through the Wondrous Tunnel) Lyrics

Lyrics Arpeggio (Through the Wondrous Tunnel) - 小沢健二



幾千万も灯る都市の灯り
が生み出す闇に隠れた
汚れた川と汚れた僕らを
駒場図書館をあとに
君が絵を描く原宿へ行く
しばし君は
消費する僕と消費される僕を
からかう
この頃の僕は弱いから
手を握って友よ強く
魔法のトンネルの先
君と僕の心を愛す
人がいる
本当だろうか
幻想だろうかと思う
僕の彼女は君を嫌う
君からのFAX隠す
雑誌記事も捨てる
その彼女は僕の古い友と結婚し
子ども生み育て離婚したとか聞く
はじめて会ったときの君
ベレー帽で少し歳上で言う
「小沢くん、インタビューとかでは
なにも本当のこと言ってないじゃない」
電話がかかってくる
それはとてもとても長い夜
声にせず歌う歌詞が震動する
僕は全身全霊で歌い続ける
この頃は目が見えないから
手を握って友よ優しく
きっと魔法のトンネルの先
君と僕の言葉を愛す人がいる
本当の心は本当の心へと届く
時々は君だって弱いから
助け合うよ
森を進む子どもたちのように
きっと魔法のトンネルの先
君と僕の心を愛す人がいる
汚れた川は再生の海へと届く
日比谷公園の噴水が
春の空気に虹をかけ
神は細部に宿るって
君は遠くにいる僕に言う
僕は泣く
下北沢珉亭
ご飯が炊かれ麺が茹でられる延々
シェルターで出番を待つ
若い詩人たちが
リハーサル終えて出てくる



Writer(s): Kenji Ozawa


Ozawa Kenji - Arpeggio (Through the Wondrous Tunnel) - Single
Album Arpeggio (Through the Wondrous Tunnel) - Single
date of release
09-02-2018



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