paroles de chanson 夜顔 - Shinji Tanimura
気休めだけの言葉に
体も慣れたわ
今では
やつれた指のリングさえ
重くて痛いわ
このまま
愛を忘れた骸達が
繰り返す道化芝居に
最後の幕を下ろすには
裏切ることだけね
行きずりの人に
声かけて
視線で
誘ってみる
やさしい妻の顔を捨てて
女の顔になる
幸福は求める度に不幸福になる
何故なの
だいそれた望みじゃないわ
ぬくもりが欲しい
それだけ
愛が静かにこぼれてゆく
二人の指の隙間から
さしさわりない妻よりは
狂った女になりたい
行きずりの人に
声かけて
視線で
誘ってみる
やさしい妻の顔を捨てて
女の顔になる
見知らぬ人に
抱かれながら
涙が
ほほをぬらす
悲しい仮面のその下で
妖しく燃えてゆく
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