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Koe ni Dashite Utaitai Nihon Bungaku (Medley)
Koe ni Dashite Utaitai Nihon Bungaku (Medley) - Voice Out Loud I Want to Sing Japanese Literature (Medley)
汚れつちまつた悲しみに
汚れつちまつた悲しみに
- In
the
sadness
stained
with
dirt
今日も小雪の降りかかる
今日も小雪の降りかかる
- Today,
light
snow
falls
again
汚れつちまつた悲しみに
汚れつちまつた悲しみに
- In
the
sadness
stained
with
dirt
今日も風さへ吹きすぎる
今日も風さへ吹きすぎる
- Today,
even
the
wind
blows
too
hard
たとへば狐の革袋(かはごろも)
たとへば狐の革袋(かはごろも)
- Like
a
fox's
fur
coat
小雪のかかつてちぢこまる
小雪のかかつてちぢこまる
- Shrinking
from
the
light
snow
汚れつちまつた悲しみは
汚れつちまつた悲しみは
- The
sadness
stained
with
dirt
なにのぞむなくねがふなく
なにのぞむなくねがふなく
- Desires
nothing,
wishes
for
nothing
倦怠(けだい)のうちに死を夢む
倦怠(けだい)のうちに死を夢む
- Dreams
of
death
in
weariness
汚れつちまつた悲しみは
汚れつちまつた悲しみは
- The
sadness
stained
with
dirt
汚れつちまつた悲しみに
汚れつちまつた悲しみに
- In
the
sadness
stained
with
dirt
なすところもなく日は暮れる
なすところもなく日は暮れる
- With
nothing
accomplished,
the
day
ends
智恵子は東京に空が無いといふ、
智恵子は東京に空が無いといふ、
- Chieko
says
there's
no
sky
in
Tokyo,
ほんとの空が見たいといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
- she
says
she
wants
to
see
the
real
sky.
智恵子は東京に空が無いといふ、
智恵子は東京に空が無いといふ、
- Chieko
says
there's
no
sky
in
Tokyo,
私は驚いて空を見る。
私は驚いて空を見る。
- I'm
surprised
and
look
at
the
sky.
桜若葉の間に在るのは、
桜若葉の間に在るのは、
- What
exists
between
the
young
cherry
leaves,
切つても切れない
切つても切れない
- is
the
ever-present
むかしなじみのきれいな空だ。
むかしなじみのきれいな空だ。
- familiar,
beautiful
sky
of
old.
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
- Chieko
says,
looking
off
into
the
distance,
阿多多羅山(あたたらやま)の上に
阿多多羅山(あたたらやま)の上に
- Above
Mount
Adatara
毎日出てゐる青い空が
毎日出てゐる青い空が
- the
blue
sky
that
appears
every
day
智恵子のほんとの空だといふ。
智恵子のほんとの空だといふ。
- is
Chieko's
real
sky.
あどけない空の話である。
あどけない空の話である。
- It's
an
innocent
story
about
the
sky.
恥(はじ)の多い生涯(しょうがい)を送ってきました。
恥(はじ)の多い生涯(しょうがい)を送ってきました。
- I
have
led
a
life
filled
with
shame.
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。
- I
can't
seem
to
grasp
what
human
life
is
all
about.
自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。
自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。
- I
can
barely
hold
a
conversation
with
my
neighbors.
そこで考え出したのは、道化でした。最後の求愛でした。
そこで考え出したのは、道化でした。最後の求愛でした。
- So
what
I
came
up
with
was
clowning.
It
was
my
last
courtship.
夕立ちが降った或(あ)る放課後、「耳が痛い」と言う竹一を見ると、
夕立ちが降った或(あ)る放課後、「耳が痛い」と言う竹一を見ると、
- One
afternoon
after
a
sudden
shower,
when
I
saw
Takeichi
saying,
"My
ear
hurts,"
ひどい耳だれで、念入りに耳の掃除をしてやりました。人間、失格。
ひどい耳だれで、念入りに耳の掃除をしてやりました。人間、失格。
- his
ear
was
oozing
badly,
and
I
carefully
cleaned
it
for
him.
A
disqualified
human.
いまは自分には、幸福も不幸もありません。
いまは自分には、幸福も不幸もありません。
- Now,
I
have
neither
happiness
nor
unhappiness.
自分はことし、二十七になります。
自分はことし、二十七になります。
- I'm
turning
twenty-seven
this
year.
白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。
白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。
- Because
my
gray
hair
has
increased
significantly,
most
people
think
I'm
over
forty.
子供相手の雑誌だけでなく、駅売りの粗悪で卑狼(ひわい)な雑誌などに
子供相手の雑誌だけでなく、駅売りの粗悪で卑狼(ひわい)な雑誌などに
- Not
just
in
children's
magazines,
but
also
in
cheap,
vulgar
magazines
sold
at
stations
汚いはだかの絵などを画いて、画いていました。人間、失格。
汚いはだかの絵などを画いて、画いていました。人間、失格。
- I
drew
dirty,
naked
pictures.
A
disqualified
human.
やは肌のあつき血潮(ちしほ)にふれも見でさびしからずや道を説く君
やは肌のあつき血潮(ちしほ)にふれも見でさびしからずや道を説く君
- You,
who
preach
the
way
without
even
touching
the
warm
blood
of
the
skin,
are
you
not
lonely?
乳ぶさおさへ神秘(しんぴ)のとばりそとけりぬここなる花の紅(くれない)ぞ濃き
乳ぶさおさへ神秘(しんぴ)のとばりそとけりぬここなる花の紅(くれない)ぞ濃き
- The
veil
of
mystery
covering
the
breasts
has
lifted,
and
the
crimson
of
the
flowers
here
is
deep.
いとせめてもゆるがままにもえしめよ斯くぞ覚ゆる暮れて行く春
いとせめてもゆるがままにもえしめよ斯くぞ覚ゆる暮れて行く春
- At
least,
burn
as
you
please,
this
is
how
I
feel
about
the
fading
spring.
春みじかし何に不滅(ふめつ)の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
春みじかし何に不滅(ふめつ)の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
- Spring
is
short;
what
is
this
immortal
life
that
doesn't
let
me
touch
your
powerful
breasts?
人の子の恋をもとむる唇に毒ある蜜をわれぬらむ願ひ
人の子の恋をもとむる唇に毒ある蜜をわれぬらむ願ひ
- I
wish
to
lick
the
poisonous
honey
from
the
lips
that
seek
human
love.
ある日の事でございます。
ある日の事でございます。
- It
happened
one
day.
御釈迦様(おしゃかさま)は極楽の蓮池(はすいけ)のふちを、
御釈迦様(おしゃかさま)は極楽の蓮池(はすいけ)のふちを、
- Buddha
was
strolling
along
the
edge
of
the
lotus
pond
in
Paradise.
独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
- He
was
walking
all
alone.
この極楽の蓮池の下は、丁度地獄の底に当っておりますから、
この極楽の蓮池の下は、丁度地獄の底に当っておりますから、
- The
bottom
of
this
Paradise
lotus
pond
lies
directly
above
the
bottom
of
Hell,
so
水晶のような水を透き徹(とお)して、
水晶のような水を透き徹(とお)して、
- looking
through
the
crystal-clear
water,
三途(さんず)の河や針の山の景色(けしき)が、
三途(さんず)の河や針の山の景色(けしき)が、
- the
scenery
of
the
Sanzu
River
and
the
Mountain
of
Needles
丁度覗(のぞ)き眼鏡(めがね)を見るように、はっきりと見えるのでございます。
丁度覗(のぞ)き眼鏡(めがね)を見るように、はっきりと見えるのでございます。
- could
be
seen
clearly,
as
if
through
a
peephole.
地獄の底に、カンダタと云う男が一人、蠢(うごめ)いている。
地獄の底に、カンダタと云う男が一人、蠢(うごめ)いている。
- At
the
bottom
of
Hell,
a
man
named
Kandata
is
writhing.
この男は、人を殺したり、悪事を働いた大泥坊、
この男は、人を殺したり、悪事を働いた大泥坊、
- This
man
was
a
great
thief
who
killed
people
and
committed
evil
deeds,
それでもたった一つ、善(よ)い事
それでもたった一つ、善(よ)い事
- yet
he
did
one
good
deed:
蜘蛛を殺さず助けてやったからでございます。
蜘蛛を殺さず助けてやったからでございます。
- he
spared
a
spider's
life.
御釈迦様は地獄の容子を御覧になりながら、
御釈迦様は地獄の容子を御覧になりながら、
- While
looking
upon
the
state
of
Hell,
カンダタには蜘蛛を助けた事があるのを御思い出しになりました。
カンダタには蜘蛛を助けた事があるのを御思い出しになりました。
- Buddha
remembered
Kandata's
act
of
saving
the
spider.
この男を地獄から救い出してやろうと御考えになりました。
この男を地獄から救い出してやろうと御考えになりました。
- He
decided
to
rescue
this
man
from
Hell.
二人はデッキの手すりに寄りかかって、
二人はデッキの手すりに寄りかかって、
- The
two
leaned
against
the
deck
railing,
蝸牛(かたつむり)が背のびをしたように延びて、
蝸牛(かたつむり)が背のびをしたように延びて、
- stretching
out
like
a
snail
reaching
up,
海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。
海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。
- looking
at
the
city
of
Hakodate
embracing
the
sea.
蟹の生ッ臭いにおいと
蟹の生ッ臭いにおいと
- The
raw
stench
of
crabs
and
人いきれのする「糞壷(くそつぼ)」の中に線香のかおりが、
人いきれのする「糞壷(くそつぼ)」の中に線香のかおりが、
- the
smell
of
human
breath
in
the
"shit
pot"
mingled
with
the
scent
of
incense,
香水か何かのように、ただよった
香水か何かのように、ただよった
- which
wafted
about
like
perfume
or
something.
諸君、とうとう来た!
諸君、とうとう来た!
- Gentlemen,
it's
finally
here!
長い間、長い間俺達は待っていた。
長い間、長い間俺達は待っていた。
- We've
been
waiting
a
long
time,
a
very
long
time.
半殺しにされながらも、待っていた。今に見ろ、と。
半殺しにされながらも、待っていた。今に見ろ、と。
- We
waited,
even
when
half-dead.
Just
you
wait
and
see.
しかし、とうとう来た。
しかし、とうとう来た。
- But
finally,
it's
here.
俺達は力を合わせることだ。俺達は仲間を裏切らないことだ。
俺達は力を合わせることだ。俺達は仲間を裏切らないことだ。
- We
must
join
forces.
We
must
not
betray
our
comrades.
彼奴等(あいつら)如(ごと)きをモミつぶすは、虫ケラより容易(たやす)いことだ。
彼奴等(あいつら)如(ごと)きをモミつぶすは、虫ケラより容易(たやす)いことだ。
- Crushing
the
likes
of
them
is
easier
than
squashing
a
bug.
「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」
「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」
- "Hey,
we're
going
to
hell!"
「ストライキだ。」
「ストライキだ。」
- "Strike!"
何時(いつ)までも何時までも人形と紙雛(あね)さまとをあひ手にして
何時(いつ)までも何時(いつ)までも人形と紙雛(あね)さまとをあひ手にして
- Forever
and
ever,
playing
with
dolls
and
paper
dolls,
飯事(ままごと)ばかりして居たらば嘸(さぞ)かし嬉しき事ならんを、
飯事(ままごと)ばかりして居たらば嘸(さぞ)かし嬉しき事ならんを、
- how
happy
I
would
be
if
I
could
just
keep
playing
house.
何時までも何時までも人形と紙雛さまとをあひ手にして
何時(いつ)までも何時(いつ)までも人形と紙雛さまとをあひ手にして
- Forever
and
ever,
playing
with
dolls
and
paper
dolls,
飯事ばかりして居たらば嘸かし嬉しき事ならんを、
飯事ばかりして居たらば嘸かし嬉しき事ならんを、
- how
happy
I
would
be
if
I
could
just
keep
playing
house.
ゑゝ厭や厭や、大人に成るは厭やな事、
ゑゝ厭や厭や、大人に成るは厭やな事、
- Oh,
I
hate
it,
I
hate
it,
I
hate
growing
up.
何故このやうに年をば取る、最(も)う七月十月(なんつきとつき)、
何故このやうに年をば取る、最(も)う七月十月(なんつきとつき)、
- Why
do
I
have
to
get
older?
It's
already
July
and
October
(many
months),
一年も以前(もと)へ帰りたい
一年も以前(もと)へ帰りたい
- I
want
to
go
back
to
a
year
ago.
汚れつちまつた悲しみに
汚れつちまつた悲しみに
- In
the
sadness
stained
with
dirt
今日も小雪の降りかかる
今日も小雪の降りかかる
- Today,
light
snow
falls
again
汚れつちまつた悲しみに
汚れつちまつた悲しみに
- In
the
sadness
stained
with
dirt
今日も風さへ吹きすぎる
今日も風さへ吹きすぎる
- Today,
even
the
wind
blows
too
hard
東海の小島(こじま)の磯(いそ)の白砂(しらすな)に
東海の小島(こじま)の磯(いそ)の白砂(しらすな)に
- On
the
white
sand
of
a
small
island's
shore
in
the
Eastern
Sea
われ泣きぬれて
われ泣きぬれて
- I
cry
and
get
wet,
蟹(かに)とたはむる
蟹(かに)とたはむる
- playing
with
crabs.
いのちなき砂のかなしさよ
いのちなき砂のかなしさよ
- Oh,
the
sadness
of
the
lifeless
sand!
握れば指のあひだより落つ
握れば指のあひだより落つ
- it
falls
through
my
fingers
when
I
grasp
it.
我にはたらく仕事あれ
我にはたらく仕事あれ
- let
there
be
work
for
me
to
do.
それを仕遂(しと)げて死なむと思ふ
それを仕遂(しと)げて死なむと思ふ
- I
intend
to
accomplish
it
and
then
die.
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
- On
days
when
all
my
friends
seem
greater
than
I,
花を買ひ来て
花を買ひ来て
- I
buy
flowers
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
- On
days
when
all
my
friends
seem
greater
than
I,
花を買ひ来て
花を買ひ来て
- I
buy
flowers
妻としたしむ
妻としたしむ
- and
cherish
my
wife.
一握の砂
一握の砂
- A
handful
of
sand.
吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだ無い。
吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだ無い。
- I
am
a
cat.
I
don't
have
a
name
yet.
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
- I
am
a
cat.
I
don't
have
a
name
yet.
ある穏やかな日に大きな猫が前後不覚に寝ている。
ある穏やかな日に大きな猫が前後不覚に寝ている。
- On
a
calm
day,
a
large
cat
is
sleeping
soundly.
彼は純粋の黒猫である。
彼は純粋の黒猫である。
- He
is
a
pure
black
cat.
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
- I
am
a
cat.
I
don't
have
a
name
yet.
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
- I
am
a
cat.
I
don't
have
a
name
yet.
銀河ステーション
銀河ステーション
- Milky
Way
Station
銀河ステーション
銀河ステーション
- Milky
Way
Station
銀河ステーション
銀河ステーション
- Milky
Way
Station
銀河ステーション
銀河ステーション
- Milky
Way
Station
銀河ステーション
銀河ステーション
- Milky
Way
Station
銀河ステーション
銀河ステーション
- Milky
Way
Station
銀河ステーション
銀河ステーション
- Milky
Way
Station
銀河ステーション
銀河ステーション
- Milky
Way
Station
ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいで
ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいで
- Giovanni's
heart
was
so
full
of
various
emotions
なんにも云えずに博士(はかせ)の前をはなれて
なんにも云えずに博士(はかせ)の前をはなれて
- that
he
couldn't
say
anything
as
he
left
the
professor
早くお母さんに牛乳を持って行ってお父さんの帰ることを知らせようと思うと
早くお母さんに牛乳を持って行ってお父さんの帰ることを知らせようと思うと
- and
thinking
he
should
quickly
bring
the
milk
to
his
mother
and
tell
her
about
his
father's
return,
もう一目散に河原を街の方へ走りました。
もう一目散に河原を街の方へ走りました。
- he
ran
at
full
speed
along
the
riverbank
towards
the
town.
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Авторы: Keisuke Kuwata
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