Текст песни ひとりの帰り道 - pinocchioP

色々あったな 何色かわからないほど
とりあえず今は 夕焼けのオレンジ色
親友の君は 風邪で休みだから
ひとりの帰り道

黙ってつま先を見て 小石蹴って
ドブに落としたけど 無表情
道端に見つけた 四葉のクローバーも
ひとりじゃそんなに喜べない
いつもの帰り道 なのに遠い道
どこでもドアがあったらな
そんな絵空事をいわし雲に浮かべてる

そうだ家に帰る前に
56点の答案とパンを届けなくちゃ
君の嫌いなレーズンパン

もくもくと考える 夜ごはん 何かとか
宿題のこととか 好きな人の苦笑いとか
ここまで踏んづけた アリは何匹いただとか
ぜんぶサトラレてる妄想したりとか

前の邪魔な横一列の集団を
追い抜く勇気なくて遠回り
この狭い路地裏はお化けが出そうで怖いな
ふたりなら全然怖くないのに
いつもの帰り道 なのに違う道
君の熱は下がったかな

やっと君の家の屋根が見えてきたんだ
インターホンを押してダッシュはしないで
おばさんが来るのを待っている間
答案の角を折っといた

明日の朝には 元気な君に会えるね
鳥インフルじゃなくて本当に良かったよ
この後あと少し ひとりぼっちで歩くけど
もういつもの帰り道

レーズンパンはちゃんと食べてね