小椋佳 - 老いらくの相聞歌 万葉集より8首を詠う текст песни

Текст песни 老いらくの相聞歌 万葉集より8首を詠う - 小椋佳



黒髪に白髪交り 老ゆるまで
かかる恋には いまだ逢はなくに
ありつつも君をば待たむ うち靡(なび)く
我が黒髪に 霜の置くまでに
小半(こなから)の 酒に温もり おおらかな
万葉人の 心映え 胸に宿して
この一夜 歳を忘れて 恋を歌おう
久方の月夜を清み 梅の花
心開けて 我が思へる君
久方の雨も降らぬか 雨障(つつ)み
君にたぐひて この日暮らさむ
散る桜 残る桜も 散る桜
古人(いにしえびと)の 達観は まだ先の事
この一夜 歳甲斐もなく 恋に耽(ふけ)ろう
鳰鳥(にほどり)の潜(かづ)く池水 心あらば
君に我が恋ふる 心示さね
外(よそ)に居て恋ひつつあらずば 君が家の
池に住むといふ 鴨にあらましを
恋ゆえか 若やぎ見せて その笑顔
よしや運命 ありとせば ただ感謝の句
この一夜 歳も悦び 恋を綴ろう
事もなく生き来しものを 老いなみに
かかる恋にも我は逢へるかも
ぬばたまの黒髪変わり 白けても
痛き恋には 逢う時ありけり
事もなく生き来しものを 老いなみに
かかる恋にも我は逢へるかも




小椋佳 - Compilation
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